先日の投稿の最後で、英語の四技能(話す・読む・書く・聞く)で最重要は読む(読解力)と載せました。
全部大切なのですが「学ぶ」ということに関しては絶対に「読む」です。

ちょっとした例えから。
法事の際に、お経を聞きますね。
年齢を重ねるごとに何度も耳にしています。
でも、普通の人はなんとなく聞いているだけですね。
音声も意味も文字も理解している人はただひとり、読んでいるお坊さん自身でしょう。

普通の人はこれを自ら言うこともできなければ、聞いてもあまり意味が分かりません。
もちろんそんな状況ですから書くこともできません。

外国語と同じ状況です。
この状態を打破するのは、読む作業です。
一つ一つ文字と意味を確かめながら、解説を読みながら少しずつ進んでいきます。
おおよその意味をつかめば「この個所はこういう意味だった！」「次にはこういう言葉が来る！」
という風に頭が回転し始めます。
この状況を作って反復練習すれば、絶対に頭に入ります。

読む作業のいいところは自分の理解のペースでできることです。
わからないところでは止まってみて調べる、反復したい箇所では反復してみるといった作業ができます。

「調べる」+「反復」
わからないことを理解し、できるようになるにはこれ以上の作業はありません。

この作業の上に会話やリスニングの反復練習を乗せるとみるみる上達していきます。

「何からやればいいかわからない」という方は、まず自分が読める教材を読むことから始めるのがいいと思います。


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