日本は元々お殿様文化・封建制度が濃かったせいか、権力者とか上の立場の人が理不尽であることが多いと思います。今日は政治ニュースについて。

今年の4月から外国人労働者の受け入れが拡大される法律が整備されました。日本側は日本語に堪能で日本社会に溶け込める人材で、ビザが切れたら帰ってくれる人材を求めているようです。

細部に目を通すと「失敗する政策だろう」と感じます。外国人労働者に対して上から目線すぎる政策だからです。日本がオープンにしたら日本にあこがれる人材が集まって労働力不足を補うだろうという見込みですが、そもそも今の日本は絶対行きたい裕福な国でしょうか？さらに、もっと言えばこの政策は相手の立場に立っていません。

外国人労働者の立場からすると、
めちゃくちゃ日本語を勉強してください。　
日本の文化を理解してください。　
地元住民と問題なく生活してください。　
制度にいちゃもんつけないでください。　
しばらく日本の労働力不足を補ったら母国に帰ってください。　
と言われているのと同じです。

自分が逆の立場だったら？という思考が全くありません。自分の都合を押し付けているだけです。日本国家としての立場もあるでしょうがもう少し労働者に寄り添う姿勢が必要でしょう。　

外国語を勉強する人は無限の可能性を感じて努力しています。だから努力ができるわけです。短期間でなおかつ狭い範囲での有限の可能性のために努力する人がどれほどいるでしょうか。

大きな方向性を決めたりルールを定めたり人を管理する立場の人は、「まず相手の立場に立つ」という人としての基本ができる人でないといけないと思います。

政治レベルにおいてもビジネスレベルにおいても、私達日本人が意識して成熟させていくべき心の持ちようではないでしょうか。　

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