辞書では「生」＝”raw"と出てきます。そのように暗記している学生も多いことでしょう。

しかし言葉はあくまでも使い方で意味が決まるので辞書の上での意味より用法が大切になってきます。

日本語には多くの「生」という言葉が出てきます。
①生ビール　
②生パスタ　
③生ハム　
④生クリーム　
⑤生ゴミ　
などなど・・・すべてrawはつけません。

①はdraft beer(ドラフトビール)
②はdry-cured ham (塩漬けハム)
③はfresh pasita(新鮮パスタ)
④はfresh cream(新鮮クリーム)
⑤はkitchen scraps(台所スクラップ)

日本人は「生」という意味で「生」を使ってはいません。

①はびんビールと区別するために生ビール
②～④は先に世に出回っていた製品よりも新鮮でいいものだというアピールで生　
⑤は普通の捨てるゴミではなく土に返せるゴミという意味で生

語学はやはり、『用法こそ命』です。前回アップした精読の重要性とつながる部分です。

参考になれば幸いです。　

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