#30 感動物語(入試英文より)
Mul English School(マルイングリッシュスクール)
入試で扱われる英文は厳しい審査の目をくぐりぬけた名文が多いです。
だいぶ前のことですが、教え子が「内容がよくわからないから問題が解けない」と持ってきた名作英文があります。
いいお話だったので紹介したいと思います。
ちょっと長めですが、お時間があればお付き合いください。
外国(どこの国かは忘れました)の教育実践の中で、オオカミの習性を生かしたプログラムがあります。
日本では麻薬犬や介護犬、盲導犬がたまに学校に来たりしますが、似たような感じでオオカミが学校に来ます。
オオカミは他の動物と比較して、群れの団結力がずば抜けて高く、一番弱い個体を助ける習性があります。
群れのボスは一番弱い者を助けられないと権威が失われ、ボスの座を奪われてしまうそうです。
学校に来たオオカミは何百人という生徒の中から一番生命力の弱っている子を本能的にすぐに見抜きます。
その子はいじめられたり、仲間外れにされたり、大きな悩みを持ったりしており、心が恐怖で支配されているわけです。
オオカミのトレーナーが生徒に語りかけます。
「オオカミは本能的にボスに従う動物で、すぐにボスの資質を見抜きます。この中で一番リーダーの資質があり、将来大成功する人を一瞬で本能的に見抜きます。オオカミにリーダーと認められた人は必ず大成功します。これまで選ばれてみじめな道を歩んだ人はいません。みんなから尊敬される存在で、絶対に悪い人はいません。皆さんオオカミさんに選ばれたいですか?」
生徒「は~い!!」
でオオカミを放すと、迷うことなく一目散に一番心が弱っている生徒のところに行って足元におすわりをします。
その子はその日以来学校のヒーローです。
いじめはピタッとやみます。その子も徐々に自信を取り戻して元の平穏な心を取り戻していきます。
そのプロジェクトで救われた子供は多くの場合、動物に興味を持ち始め、動物のことを学び始めます。
そのうち、どんな小さな動物も最後の最後まで生き抜こうと必死で頑張って戦う姿を目にします。
そして、ちょっとしたことで生きることをあきらめそうになる人間の考えが間違ったものだと気づくようになります。
そこから不屈の精神で社会貢献に目覚める、というお話です。
文章で出てくるオオカミのトレーナーは、実は壮絶ないじめに耐え兼ねて自殺を計画し,実行する直前でオオカミに救われた人物です。
大きな話だな~と思いました。
この英文を持ってきた生徒には「この英文は問題は解けなくていいよ。意味が分かればいい。何とか辞書を駆使してもう一回チャレンジしてごらん。」と言いました。
翌日、授業がないのにその生徒が寄ってくれて、「先生の言った意味が分かりました。」と報告してくれました。
私の解説はゼロなのですが、この英文が頭にのこっています。
余談ですが、これは民間レベルのプロジェクトで、驚くべきことに1970年代から続いているそうです。
世界にはいいお話がたくさんありますね。
長めの文でしたが、読んでくれた方ありがとうございました。
※営業目的のお電話はお断りしています。
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マル イングリッシュ スクール
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899-4304 霧島市国分清水1-5-41 2階南
電話・FAX
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名称 | Mul English School(マルイングリッシュスクール) |
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フリガナ | マル イングリッシュ スクール |
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