以前からのシリーズ投稿で、暗記に重要なのが「回数」、「リアリティ」、「結びつけ」ということを紹介しました。前回までに「回数」「リアリティ」について述べましたので、今回は結びつけについて。

794年と言えば・・・そう、平安京　
1192年と言えば・・・そう、鎌倉幕府　

この知識を結びつける有名な仲人さん(キューピット)がいます。
ウグイスと国です。
　
鳴くよウグイス平安京　
いい国作ろう鎌倉幕府　

誰でも知っていますね。要するに覚えやすい仲人さんを作り出せばいいわけです。上の例ですと鳴くのはウグイスでなくてもいいわけです。立派なお城(あるいは街）なので「なくよ姫様平安京」でも問題ありません。結びつけさえすればいいので、その機能が果たせれば何でもOK。

英単語で言えばこんな感じ

surrender（サレンダー）降伏する　「降伏したら、これ以上何もサレンダー」
tender （テンダー）優しい　「テスト簡単みんな１００点だー！先生優しいな」
commute（コミュート)　通勤する「通勤電車、コミュート(混むと)やだな」

理科で言えばこんな感じ（火成岩の暗記方法）

火山では（→火山岩）リュウも（→リュウモン岩） 安産(→アンザン岩）元気な子（→ゲンブ岩）でもお産の後は戦力（→センリョク岩）深く（→深成岩）下降（→カコウ岩）ハンデ 欲しい（→ハンレイ岩）

理科の先生がそれぞれ覚えやすいものを学校で紹介してくれていると思います。

しかし、自分で開発したものがやはり頭に残るでしょう。

「覚えられないもん！」「理屈で納得できないと頭に入らないもん！」と最近の子は良く言いますが、はっきり言えば『甘え』です。そうしておけば責任と負担が発生せず、ゲームや動画ばかりできるから悪知恵を働かせてるだけです。成績が悪かった時のための予防線を張っているにすぎません。今の子はネットがあるのでこういうテクニックだけは一流になっていきます。やろうと思えばいくらでも工夫できます。

言い訳を考えたり、いい言い訳に使える知恵をもらおうとその都度ネットを探るより、さっさと覚えた方がラクだし得です。「さっさ覚えんね！」は私の口癖ですが、本当にそう思っているところです。

4回にわたってシリーズでお伝えしましたが、参考になるものはあったでしょうか。特に中高生の皆さんに読んでいただけたら幸いです。11月になって受験生は本格的な受験シーズンです。工夫しながらしっかり目標達成していきましょう！

参考になれば幸いです。


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